病院情報の公開(2019年度)
DPCデータを用いた病院指標について
DPC(診断群分類別包括制度)とは診断群分類に基づく急性期医療に対する包括点数評価であり、入院における主要疾患、合併症、手術や処置の有無、重症度などにより分類されます。こちらに示す病院指標は2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)に当院を退院された患者さんのDPCデータを集計の対象にした厚生労働省が定める公開指標になっております。但し、自動車賠償責任保険や労災保険、分娩等の自費、24時間以内の死亡、新規高額薬剤使用の場合や回復リハビリ病棟などの急性期医療を提供する病棟以外での入院および厚生労働大臣が定める特定の手術、処置等につきましてはDPC対象外となりますので、公開指標の集計からは除外されることになります。
2019年度 大津赤十字 病院指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 1671 | 322 | 368 | 584 | 858 | 1236 | 2504 | 4214 | 2790 | 696 |
この表は年齢階級別(10歳刻み)の患者数を示しています。90歳以上は1つの階級としています。年齢は入院時の満年齢です。若年層では小児期の患者さんが多く、総合周産期母子医療センターおよび小児救急医療事業拠点病院であるため、新生児・小児科診療に力を入れています。それ以降の年齢層では年齢が上がるごとに上昇カーブを描き、70歳台でピークとなります。70歳台以上で全体の約5割の患者数を占めます。がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、高度救命救急センター機能を有しており新生児から高齢者の方まで幅広い年齢層に医療を提供していることが分かります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xx0x | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし | 369 | 3.44 | 2.63 | 0.00 | 67.67 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 193 | 11.16 | 9.79 | 2.59 | 74.51 | |
060100xx01xx1x | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 あり | 88 | 3.68 | 3.57 | 0.00 | 73.73 | |
060102xx99xxxx | 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 82 | 7.84 | 7.65 | 1.22 | 63.88 | |
060190xx99x0xx | 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 71 | 9.87 | 8.86 | 4.23 | 71.30 |
消化器内科に入院する症例で最も多いのは、大腸ポリープ(良性腫瘍)の内視鏡的治療(粘膜切除術、ポリペクトミー)です。早期の悪性腫瘍(癌)に対しては「大腸粘膜下層剥離術(ESD)」という治療法を導入し、大きな病変でも内視鏡的に切除しています。同様の手技は早期胃癌や早期食道癌に対しても行っており、消化管の早期癌治療は内視鏡的治療が主体となっています。 次に、胆石や総胆管結石、胆管炎といった胆道系疾患の治療です。胆嚢や、それに連なる胆管内に出来た結石が詰まる事によって強い痛みや、感染に伴う炎症を生じる疾患で、重症例では黄疸や敗血症を来して命に関わる事もある病気です。こうした病気は従来、手術による外科的治療が主流でしたが、最近では内視鏡を用いて詰まった管にチューブを留置したり、結石を取り除いたりして、多くの症例で手術をせずに治療できる様になりました。 また、加齢と共に大腸の粘膜に小さな小袋の様な窪み(憩室)が出来てくる事があり、時にここに感染を生じたり(憩室炎)、出血したり(憩室出血)する事があります。何れも突然発症するため救急対応を要する事が多い疾患ですが、当科では救命救急センターを介して24時間対応可能です。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし | 184 | 4.80 | 5.73 | 0.54 | 1.95 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 148 | 4.44 | 9.13 | 0.00 | 2.36 | |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 136 | 4.77 | 5.69 | 0.00 | 2.85 | |
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし | 92 | 4.90 | 6.19 | 0.00 | 1.23 | |
140010x199x00x | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 82 | 11.55 | 6.17 | 0.00 | 0.00 |
小児科で最も多いのは、インフルエンザ、ウイルス性肺炎などのウイルス性感染です。2番目に多いのは体液減少症(いわゆる脱水症のことです)で、この原因として多いのは感染性胃腸炎(特にノロウイルスやロタウイルスなどによるもの)です。小児科の疾病は急性感染症が多く、乳幼児が多いことがわかります。小さい時ほど、呼吸器感染症や消化管感染症が重症化しやすいと考えられていますが、当院では平均在院日数(入院日数)は、全国平均を下回っており、それほど長期の入院を必要としないことが分かります。ほとんどの患者さんは当院で退院まで治癒をうけられ、他院への転院は稀です。
呼吸器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 171 | 2.43 | 3.34 | 0.00 | 69.99 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 95 | 26.13 | 20.84 | 17.89 | 86.18 | |
040040xx97x0xx | 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし | 90 | 12.72 | 11.51 | 0.00 | 68.28 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | 66 | 14.03 | 9.59 | 0.00 | 69.76 | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 44 | 15.11 | 14.62 | 18.18 | 73.84 |
呼吸器科では肺がんの検査、治療が上位を占めています。診断のための気管支鏡検査目的が最も多く、通常1泊2日の入院となります。肺がんの治療としては、手術、放射線治療、化学療法(抗がん剤)があります。手術を受け入れる等が増えており、診断群の患者数では1位になっています。肺がんのデータに関しては「初発の5大癌のUICC病期分類並びに再発患者数」もご参照ください。診断群の患者数で2番目に多かったのは誤嚥性肺炎でした。誤嚥性肺炎で入院される方は脳梗塞等の基礎疾患のある高齢者がほとんどで、このため重症の方、活動性の低下した方も多く平均在院日数が長くなっています。誤嚥性肺炎以外の肺炎の方も多いのですが、年齢、重症度によって診断群が細分化されていますので、患者数としては少なくなっております。肺炎のデータに関しては「成人市中肺炎の重症度別患者数等」もご参照ください。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050070xx01x10x | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし | 190 | 5.60 | 7.20 | 0.00 | 68.51 | |
050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 158 | 4.27 | 4.40 | 0.00 | 71.31 | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 127 | 16.91 | 17.71 | 6.30 | 84.54 | |
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 113 | 2.96 | 3.01 | 0.88 | 72.24 | |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 49 | 10.41 | 12.37 | 4.08 | 68.63 |
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 131 | 5.60 | 4.85 | 0.00 | 68.27 | |
060335xx02000x | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 74 | 6.89 | 7.13 | 0.00 | 59.45 | |
090010xx01x0xx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし | 55 | 10.75 | 10.34 | 0.00 | 67.62 | |
060035xx01001x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり | 48 | 17.35 | 22.75 | 0.00 | 71.10 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 45 | 6.42 | 5.45 | 0.00 | 42.44 |
当科では消化器癌手術をその対象の中心に据えており、中でも肝・胆・膵外科学会高度技能修練施設Aの要件(高難度肝胆膵手術を年間50件以上)を満たす肝臓・胆道・膵臓の癌手術の多さが特筆すべき特徴となりますが、DPCコードでは単純に疾患母集団の多さからヘルニアや虫垂炎などの良性疾患が上位にきていると捉えられます。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 166 | 23.42 | 25.94 | 70.48 | 83.68 | |
160760xx97xxxx | 前腕の骨折 手術あり | 53 | 4.98 | 5.54 | 1.89 | 50.47 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 49 | 23.14 | 23.56 | 48.98 | 76.57 | |
160740xx01xx0x | 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病 なし | 27 | 5.22 | 5.59 | 3.70 | 29.26 | |
160700xx97xx0x | 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 25 | 3.64 | 5.94 | 0.00 | 46.52 |
当院に高度救命救急センターがあるため整形外科では、骨折外傷を多く受け入れています。高齢化に伴い骨粗鬆性骨折、特に大腿骨頚部転子部骨折の入院が多くを占めています。受傷後はできるだけ早期に骨折手術や大腿骨人工骨頭挿入術を行っています。術後リハビリテーションを行っていますが、高齢で期間を要すため、大腿骨頚部骨折地域連携パスを利用しての連携病院への転院が多くなっています。外傷による前腕骨骨折での入院、予定手術として変形性股関節症や変形性膝関節症の人工関節置換術の患者数が次いでいます。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 70 | 6.16 | 6.21 | 0.00 | 46.14 | |
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 68 | 9.53 | 9.66 | 0.00 | 34.12 | |
12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし | 49 | 3.02 | 3.13 | 0.00 | 42.22 | |
120170xx99x0xx | 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし | 48 | 21.83 | 19.06 | 2.08 | 30.19 | |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 45 | 5.40 | 6.09 | 0.00 | 46.38 |
総合周産期母子医療センターである当院では、切迫早産を管理する(安静と子宮収縮抑制剤投与)目的で入院された患者さんが最も多く、次いで予定帝王切開を受ける目的で入院される患者さんとなっています。予定帝王切開を行った患者さんは、ほぼ術後1週間程度で退院しています。切迫早産の管理目的で入院し、最終的に経腟分娩を行った患者さんと、帝王切開分娩を行った患者さんとの平均在院日数を比べると、経腟分娩の方が長くなっています。これは妊娠が長期化して妊娠満期に近づくほど、経腟分娩が出来る症例が多くなることを示していると思われます。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991x0x | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし | 191 | 2.10 | 2.49 | 0.52 | 71.52 | |
110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 105 | 4.32 | 7.07 | 0.00 | 75.97 | |
110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 | 47 | 13.64 | 12.18 | 0.00 | 69.60 | |
110070xx02020x | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし | 45 | 4.64 | 7.25 | 0.00 | 69.78 | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし | 38 | 11.92 | 10.65 | 0.00 | 72.29 |
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 55 | 6.11 | 5.45 | 0.00 | 37.87 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 39 | 5.90 | 6.80 | 0.00 | 55.79 | |
030440xx01xxxx | 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 | 39 | 16.97 | 7.85 | 0.00 | 46.28 | |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 35 | 8.29 | 7.80 | 0.00 | 23.86 | |
03001xxx01000x | 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 29 | 18.41 | 13.11 | 0.00 | 70.41 |
耳鼻咽喉科で最も多い疾患は、扁桃炎・アデノイドで次に慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎、その次に甲状腺の悪性腫瘍です。その他、アレルギー性鼻炎、めまい、難聴、顔面神経麻痺、頭頚部腫瘍など頭頸部の範囲で数多くの疾患を診療しています。
神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060×2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 44 | 22.45 | 16.16 | 15.91 | 75.80 | |
010060×2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 41 | 19.83 | 16.13 | 19.51 | 72.63 | |
010160xx99x10x | パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし | 39 | 16.90 | 19.79 | 0.00 | 77.28 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 37 | 8.14 | 7.10 | 2.70 | 64.38 | |
010080xx99x001 | 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15歳以上 | 32 | 11.56 | 12.00 | 3.13 | 40.50 |
脳神経内科に入院される症例で最も多い疾患は、脳梗塞です。入院後、急性期の治療を行うとともに、早期からリハビリを開始しています。入院中には、脳梗塞の危険因子の検査も行い、今後の予防に役立てています。退院後は、当科あるいはかかりつけ医にて、治療を継続しますが、他施設に転院してリハビリを継続することもあります。脳梗塞は再発することがありますので、しっかり予防することが大切です。
血液内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130030xx99x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | 97 | 21.66 | 15.79 | 0.00 | 73.82 | |
130030xx97x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | 45 | 30.02 | 31.30 | 2.22 | 76.09 | |
130030xx99x30x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし | 21 | 20.81 | 16.50 | 0.00 | 71.86 | |
130040xx99x5xx | 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり | 18 | 38.39 | 22.79 | 0.00 | 76.61 | |
130010xx97x2xx | 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり | 18 | 37.67 | 39.36 | 0.00 | 60.06 |
当院は地域の基幹病院として、幅広い医療ニーズに対応してきております。血液内科としても同様、地域の血液疾患の拠点として、フロントラインの血液学を展開しております。従って、年齢構成は幅広く、平均在院日数は患者さんの平均的な全身状態に依存して、やや長い目になっております。DPC入院は第3位までが非ホジキンリンパ腫で占められております。当科の基本方針として、リンパ腫に対する1サイクル目の化学療法は入院にてCHOPを中心とする標準化学療法を行い、外来での化学療法が可能と判断された患者さんについては、ご希望などを相談の上、外来化学療法を実施しております。B細胞性リンパ腫の患者さんはともかく、T細胞性リンパ腫の患者さんはリツキサンを併用することがないので、1位と2位の差はB細胞性かT細胞性かの差であります。また、強力な化学療法を実施せざるを得ない患者さん、または再発・難治性の患者さんに対しては濃厚血小板などの輸血を実施することが多いので、そのような患者さんが3位を占める、その結果DPCとしてはこのようなデータになっております。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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070010xx010x0x | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | 28 | 6.07 | 5.41 | 0.00 | 51.64 | |
160610xx97xxxx | 四肢筋腱損傷 その他の手術あり | 24 | 11.63 | 9.28 | 0.00 | 54.13 | |
160780xx97xx0x | 手関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病 なし | 22 | 4.95 | 4.11 | 0.00 | 38.86 | |
180060xx97xxxx | その他の新生物 手術あり | 18 | 6.61 | 6.39 | 0.00 | 37.44 | |
070160xx01xxxx | 上肢末梢神経麻痺 手根管開放手術等 | 18 | 4.94 | 4.70 | 0.00 | 55.17 |
形成外科では、以前より皮膚腫瘍、皮膚悪性腫瘍、軟部腫瘍について近隣の医療機関から多くの患者さんを紹介して頂いております。手外科については、従来の手関節周辺の骨折等外傷、手足先天異常に加え、高齢化社会に伴う変性疾患が増加しております。三角線維軟骨複合体損傷に対する関節鏡下手術、母指CM関節症に対する関節形成術、PIP関節変形性関節症に対する人工関節置換術、手根管症候群、肘部管症候群に対する紋扼解除術や腱移行による機能再建術が増加してきております。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 56 | 24.14 | 18.81 | 60.71 | 70.91 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 42 | 8.48 | 7.34 | 11.90 | 71.90 | |
010050xx02x00x | 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 41 | 10.29 | 11.86 | 4.88 | 78.56 | |
010040x199x00x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 29 | 34.31 | 20.96 | 62.07 | 79.90 | |
160100xx99x01x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり | 12 | 33.92 | 21.73 | 50.00 | 83.75 |
当院は高度救命救急センターが併設されているため、脳卒中や頭部外傷の救急搬送を多く受け入れています。このため、脳神経外科の入院症例は脳出血と頭部外傷が多くなっています。脳出血は小さいものであれば手術を行いませんが、出血が大きく意識障害等を生じていれば、主に内視鏡を用いて血腫を取り除く手術を行っています。 頭部外傷も頭蓋内の出血で意識障害等を起こしていれば、開頭術による血腫除去等を行っています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 | 382 | 6.57 | 5.09 | 0.00 | 76.32 | |
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 323 | 3.21 | 2.78 | 0.00 | 72.41 | |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 97 | 6.12 | 6.71 | 0.00 | 67.81 | |
020160xx97xxx0 | 網膜剥離 手術あり 片眼 | 59 | 12.83 | 9.33 | 0.00 | 57.24 | |
020290xx97xxxx | 涙器の疾患 手術あり | 49 | 5.82 | 4.68 | 0.00 | 69.37 |
眼科では白内障の手術(両目)が最も多くなっております。白内障の両眼の手術の場合には手術日を3日程度あけるために1週間程度の入院になります。片眼の場合は3日程度の入院になります。網膜剥離や黄斑上膜(前膜)、黄斑円孔、糖尿病網膜症といった網膜疾患の治療のための入院や、流涙に対する治療となっています。網膜剥離や黄斑円孔に対しては手術をするだけではなく、術後のうつむき姿勢を続けることで治癒を目指す必要があるために、入院期間が2週間程度になりますが、網膜剥離のない糖尿病網膜症や黄斑前膜では1週間程度、流涙の手術では数日程度で退院することが可能です。網膜疾患は失明に直結することがある重篤な疾患で、特に網膜剥離は進行がはやいものが多いために、外来受診の当日~数日以内に入院することを勧めています。流涙は失明に至ることはない疾患ですが、加齢とともに発症するだけではなく、がんの治療の副作用で発症することもあり、それぞれに最適な時期での治療を行うようにしています。
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 10 | 13.80 | 12.55 | 0.00 | 73.00 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | – | – | 9.13 | – | – | |
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし | – | – | 12.58 | – | – | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | – | – | 20.84 | – | – | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | – | – | 5.01 | – | – |
救急外来(ER)からの入院症例を表していますので、診断群別にみると統一感が出にくい分布となります。当該指標においては、尿路感染症、肺炎、脱水症の順となっております。
糖尿病科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100071xx99x100 | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 85歳未満 | 27 | 13.96 | 14.10 | 3.70 | 66.33 | |
100070xx99x100 | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 85歳未満 | 25 | 14.64 | 13.72 | 0.00 | 64.92 | |
100080xx99x100 | その他の糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 85歳未満 | 21 | 15.29 | 14.74 | 9.52 | 63.90 | |
100070xx99x000 | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 85歳未満 | 18 | 11.44 | 10.84 | 0.00 | 65.56 | |
100071xx99x110 | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 あり 85歳未満 | 16 | 16.25 | 14.74 | 0.00 | 75.06 |
糖尿病・代謝内分泌内科では、糖尿病患者の入院が最も多く、診療所の先生方からのご紹介や検診で指摘された糖尿病患者さんについて、糖尿病のタイプ、程度、合併症等の評価を行い、患者さんひとりひとりに一番適した治療法を選択しています。2型糖尿病が最も多いのですが、内分泌疾患などによるその他の糖尿病の診断、治療にも力を入れています。基幹病院として、軽症から重症まで幅広く対応しています。 その他、内分泌学会の指導医が甲状腺疾患、副腎疾患、下垂体疾患などの内分泌疾患の診療にあたっています。
小児外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x101xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 42 | 2.02 | 2.81 | 0.00 | 4.71 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 16 | 4.44 | 5.45 | 0.00 | 10.56 | |
060170xx02xxxx | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 | – | – | 8.05 | – | – | |
140590xx97xxxx | 停留精巣 手術あり | – | – | 3.13 | – | – | |
140450xx97xxxx | 胆道の先天異常(拡張症) 手術あり | – | – | 14.80 | – | – |
小児外科の入院で最も多い疾患は鼠径ヘルニア(だっちょう)です。次に多い疾患は虫垂炎(もうちょう)です。虫垂炎は緊急手術の適応となり得る疾患ですが、炎症の状態によって手術と抗生剤による治療を選択しています。また当科では、虫垂炎は医療被曝を考慮し、腹部超音波での検査をまず行っています。次に多い疾患は、停留精巣です。精巣の機能が低下する前の手術が必要です。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 33 | 15.67 | 12.55 | 6.06 | 70.70 | |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 17 | 7.65 | 9.00 | 0.00 | 69.18 | |
080080xxxxxxxx | 痒疹、蕁麻疹 | – | – | 6.36 | – | – | |
080090xxxxxxxx | 紅斑症 | – | – | 10.05 | – | – | |
080110xxxxx0xx | 水疱症 手術・処置等2 なし | – | – | 28.56 | – | – |
皮膚科で最も多い症例は、急性膿皮症の治療のための入院です。蜂窩織炎が主な疾患で、患部の安静と抗菌薬の全身投与を行うことを目的に入院で治療を行います。症例数が2番目に多いのは、帯状疱疹です。外来通院で抗ウイルス薬経口投与により治療することも可能ですが、例えば、免疫力の低下する基礎疾患をお持ちの患者さんのように症状の重症化が危惧される場合などには、入院のうえで抗ウイルス薬の点滴治療を行います。また髄膜炎や顔面神経麻痺などの合併症が生じた場合には、神経内科や耳鼻科などと連携して治療を行います。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 63 | 15 | – | 80 | 35 | 25 | 1 | 8,7 |
大腸癌 | 52 | 30 | 38 | 67 | 37 | 33 | 1 | 8,7,6 |
乳癌 | 32 | 41 | – | – | – | – | 1 | 8,7 |
肺癌 | 77 | 15 | 41 | 154 | 69 | 101 | 1 | 8,7 |
肝癌 | – | 18 | 14 | 15 | 21 | 45 | 1 | 8,7,6 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 28 | 10.29 | 55.89 |
中等症 | 191 | 19.49 | 76.32 |
重症 | 64 | 22.95 | 80.94 |
超重症 | 34 | 26.00 | 81.97 |
不明 | – | – | – |
脳梗塞のICD10別患者数等
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 310 | 27.48 | 76.55 | 30.31 |
その他 | 43 | 27.47 | 73.74 | 4.53 |
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 | 477 | 1.35 | 1.89 | 0.00 | 69.00 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 173 | 1.91 | 16.73 | 7.51 | 78.23 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 92 | 1.83 | 11.84 | 6.52 | 75.48 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 等 | 66 | 1.00 | 6.27 | 0.00 | 73.95 | |
K708-3 | 内視鏡的膵管ステント留置術 | 49 | 1.51 | 5.18 | 0.00 | 67.00 |
消化器内科で行われる内視鏡治療で最も多いのは、大腸ポリープ(良性腫瘍)の内視鏡的切除です。主として、平らな病変に対しては粘膜切除術(EMR)、茎のある病変に対してはポリープ切除術(ポリペクトミー)という方法が行われます。また、非常に大きな早期の悪性腫瘍(癌)に対しては「大腸粘膜下層剥離術(ESD)」という方法がとられます。何れの方法も安全性の確立された手技となっており、身体的な負担も少なく、術後早期での退院が可能です。胃や食道など、他の消化管の早期癌に対しても、同様の手法を用いた内視鏡的治療が主体となっています。 また、結石や腫瘍(癌)などによって閉塞してしまった胆道(胆汁の通り道)に、内視鏡的にチューブを通して胆汁の流出を回復させる「内視鏡的胆道ステント留置術」も数多く行っています。胆道閉塞に伴う感染により胆管炎を生じている場合、緊急的な処置が必要ですが、当科では3次救急病院として24時間対応可能な態勢を整えて、多くの病院からの救急搬送にも対応しています。結石は高齢者に多いため、処置後に元々居られた療養型病院へ戻られる方も多く、転院率が高めになります。また、癌などではステント留置後に外科的手術を行うため、術後日数が長くなります。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 | 688 | 0.90 | 3.13 | 0.00 | 74.68 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 等 | 196 | 0.81 | 6.82 | 0.00 | 65.34 | |
K204 | 涙嚢鼻腔吻合術 | 39 | 1.00 | 4.36 | 0.00 | 72.03 | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 等 | 38 | 0.79 | 3.84 | 0.00 | 66.92 | |
K2682 | 緑内障手術 流出路再建術 等 | 31 | 0.90 | 8.32 | 3.23 | 70.97 |
眼科の入院患者数を手術別に見ると、白内障手術が一番多く、次に網膜剥離や黄斑上膜(前膜)、黄斑円孔、硝子体出血(糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症)に対する硝子体手術が多く、次に流涙に対する手術の中でも涙嚢鼻腔吻合術を多く施行しています。白内障手術は片眼の手術の場合には数日程度の入院、両眼の手術の場合には手術日を3日程度あけるために1週間程度の入院になります。網膜剥離や黄斑円孔に対しては手術をするだけではなく、術後のうつむき姿勢を続けることで治癒を目指す必要があるために、入院期間が2週間程度になりますが、網膜剥離のない糖尿病網膜症や黄斑前膜では1週間程度、流涙の手術では数日程度で退院することが可能です。網膜疾患は失明に直結することがある重篤な疾患で、特に網膜剥離は進行がはやいものが多いために、外来受診の当日~数日以内に入院することを勧めています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 99 | 1.25 | 3.32 | 0.00 | 66.55 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 90 | 2.12 | 4.86 | 0.00 | 60.80 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 | 45 | 0.53 | 8.09 | 0.00 | 67.29 | |
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 等 | 42 | 2.05 | 4.10 | 0.00 | 73.36 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 42 | 2.93 | 11.90 | 0.00 | 70.29 |
当科では消化器癌手術をその対象の中心に据えており、中でも肝・胆・膵外科学会高度技能修練施設Aの要件(高難度肝胆膵手術を年間50件以上)を満たす肝臓・胆道・膵臓の癌手術の多さが特筆すべき特徴となりますが、DPCコードでは単純に疾患母集団の多さからヘルニアや虫垂炎などの良性疾患が上位にきていると捉えられます。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 等 | 118 | 2.33 | 16.56 | 59.32 | 80.24 | |
K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 等 | 74 | 1.35 | 21.36 | 50.00 | 73.78 | |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 | 65 | 2.05 | 9.85 | 15.38 | 65.74 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 等 | 60 | 3.68 | 21.67 | 75.00 | 84.38 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 等 | 37 | 3.03 | 26.81 | 16.22 | 71.73 |
当院に高度救命救急センターがあるため整形外科では、骨折外傷を多く受け入れています。多発外傷も多いのですが、骨粗鬆性骨折も多くみられます。受傷後はできる限り早期に骨折観血手術や大腿骨頚部骨折であれば大腿骨人工骨頭挿入術を行っています。骨折外傷ではリハビリテーションに期間を要すため、手術後患者さんの過半数、主に大腿骨頚部骨折転子部骨折の手術後はリハビリテーションのため、地域連携パスを利用した連携病院への転院が多くなっています。予定手術として変形性股関節症や変形性膝関節症の人工関節置換術も多く行っています。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8982 | 帝王切開術 選択帝王切開 等 | 89 | 10.74 | 7.11 | 0.00 | 34.71 | |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 等 | 77 | 1.03 | 4.16 | 0.00 | 45.25 | |
K8981 | 帝王切開術 緊急帝王切開 等 | 65 | 8.23 | 7.17 | 0.00 | 32.86 | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 等 | 51 | 1.00 | 1.04 | 0.00 | 42.78 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 | 44 | 1.00 | 4.30 | 0.00 | 49.14 |
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 | 146 | 1.05 | 3.21 | 0.00 | 74.18 | |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 等 | 46 | 1.98 | 10.61 | 0.00 | 69.98 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 等 | 37 | 1.97 | 3.03 | 2.70 | 63.68 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 等 | 34 | 1.06 | 17.32 | 5.88 | 73.47 | |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 23 | 1.91 | 9.74 | 0.00 | 69.70 |
泌尿器科の入院における最も多い手術は、膀胱癌に対する膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)です。次に多い手術は、上部尿路結石に対する経尿道的尿路結石除去術です。その次に尿管狭窄に対する経尿道的尿管ステント留置術です。その他、前立腺がん、浸潤性膀胱がんや副腎の良性腫瘍に対する腹腔鏡手術など数多く手術をしています。
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 | 222 | 1.41 | 3.72 | 0.00 | 68.87 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 | 107 | 2.18 | 2.52 | 0.00 | 70.56 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 53 | 1.72 | 4.64 | 0.00 | 74.79 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 等 | 49 | 0.00 | 13.00 | 10.20 | 67.78 | |
K5481 | 経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの) 高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルによるもの 等 | 40 | 2.25 | 4.58 | 2.50 | 76.78 |
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 | 20 | 1.20 | 4.35 | 0.00 | 50.55 | |
K0802 | 関節形成手術 胸鎖、肘、手、足 等 | 16 | 1.25 | 9.44 | 0.00 | 65.81 | |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 | 15 | 0.87 | 10.33 | 0.00 | 80.93 | |
K013-21 | 全層植皮術(25cm2未満) 等 | 12 | 14.25 | 15.08 | 0.00 | 65.83 | |
K013-21 | 全層植皮術(25cm2未満) 等 | 12 | 14.25 | 15.08 | 0.00 | 65.83 |
形成外科では、以前より皮膚腫瘍、皮膚悪性腫瘍、軟部腫瘍について近隣の医療機関から多くの患者さんを紹介して頂いております。手外科、足外科につきましては、指PIP関節、母指CM関節、手関節、肘関節の変形性関節症、外反母趾、関節リウマチの遺残変形等が増加し、それらに対する関節鏡下手術、人工関節置換術も増えております。また、手根管症候群、肘部管症候群等の紋扼性神経障害に対する紋扼解除術や腱移行による機能再建術が増加してきております。
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) 等 | 33 | 1.48 | 6.79 | 0.00 | 25.70 | |
K3191 | 鼓室形成手術(耳小骨温存術) 等 | 24 | 1.71 | 15.33 | 0.00 | 52.08 | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | 20 | 1.05 | 1.00 | 0.00 | 8.35 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 | 17 | 1.18 | 3.82 | 0.00 | 61.94 | |
K4631 | 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) | 16 | 1.75 | 6.00 | 0.00 | 61.63 |
耳鼻咽喉科で最も多い手術症例は、慢性扁桃炎で口蓋扁桃摘出術です。次に多い症例は、慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎で鼓室形成術となっています。その他、甲状腺がん、喉頭がん、口腔咽頭がんなどの頭頸部がんや良性腫瘍の症例も数多く手術しています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 56 | 0.32 | 12.45 | 8.93 | 78.55 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) 等 | 21 | 1.10 | 26.86 | 23.81 | 66.29 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 12 | 0.00 | 36.42 | 75.00 | 78.75 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 等 | 12 | 5.92 | 27.67 | 0.00 | 56.17 | |
K164-5 | 内視鏡下脳内血腫除去術 | 10 | 1.80 | 64.90 | 90.00 | 60.80 |
脳神経外科の手術では、外傷後1,2ヶ月で生じる慢性硬膜下血腫に対する穿頭血腫洗浄ドレナージ術が最も多くなっています。局所麻酔下に手術を行い、約1週間で退院して頂いています。 脳腫瘍に対する開頭摘出術は顕微鏡下に行い、組織診断の結果によって放射線、化学療法等による集学的治療を行っています。 クモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤に対する治療は、血管内治療によるコイル塞栓術を行うことが増えており、脳梗塞の原因となる内頚動脈狭窄症に対するステント留置術や、超急性期脳梗塞に対する血栓回収療法等の血管内治療も増えています。
呼吸器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 | 58 | 2.19 | 10.34 | 0.00 | 67.40 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 等 | 30 | 4.00 | 3.47 | 3.33 | 27.60 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 等 | 16 | 2.25 | 5.69 | 0.00 | 71.00 | |
K5132 | 胸腔鏡下肺切除術 その他のもの 等 | 10 | 2.80 | 8.00 | 0.00 | 66.40 | |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 | – | – | – | – | – |
呼吸器外科での手術は胸腔鏡を用いて行うことが大多数になっています。その内訳として、肺癌に対するものが多いです。標準手術は肺葉切除・リンパ節郭清術です。術後退院までは概ね10日程度です。肺癌に対して諸般の事情で標準手術が行えない場合は、縮小手術として部分切除や区域切除が選択されることがあります。近年ではCT等の検査の進歩で極めて早期の癌が見つかる機会が増加しており、この場合肺機能温存のために縮小手術を選択することも増加しています。また、肺以外の臓器の腫瘍から肺に転移した腫瘍に対する手術は部分切除が選択されることが多いです。縮小手術は肺の切除範囲も少ないため患者さんへの負担が少なく入院期間は短い傾向があります。 肺癌以外の疾患としては気胸に対する手術の頻度が高いです。気胸は肺の表面が破れて空気が漏れることにより肺が萎んでしまう病気です。空気の漏れる原因にはいくつかのものがありますが、手術の方法は基本的には肺の破れている脆弱部分(嚢胞であることが多いです。)を切り取って塞ぎます。この手術は現在では殆どが胸腔鏡を用いて行われます。
小児外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 42 | 0.74 | 0.29 | 0.00 | 4.71 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 等 | 16 | 0.50 | 2.94 | 0.00 | 10.56 | |
K6333 | ヘルニア手術 臍ヘルニア | – | – | – | – | – | |
K836 | 停留精巣固定術 | – | – | – | – | – | |
K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの | – | – | – | – | – |
最も多い疾患は鼠径ヘルニア(だっちょう)です。嵌頓症状を来さなければ3か月以降の乳児から手術を行っています。嵌頓症状を起こせばそれ以前の手術も行います。入院期間は1歳未満では2泊3日、1歳以上では1泊2日です。2番目に多い疾患は停留精巣で精巣の機能が低下する前の手術が必要です。当院では1歳前後に2泊3日の入院で行っています。3番目に多い疾患は虫垂炎(もうちょう)です。虫垂炎は緊急手術の適応となり得る疾患ですが、炎症の状態によって、手術(開腹・腹腔鏡)や抗生剤による治療を選択しています。また当科では、虫垂炎は医療被曝を考慮し、腹腹部超音波での検査をまず行っています。
小児科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K9131 | 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの | 18 | 0.00 | 35.67 | 0.00 | 0.00 | |
K7151 | 腸重積症整復術 非観血的なもの | – | – | – | – | – | |
K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの | – | – | – | – | – | |
K636-4 | 腹腔鏡下試験切除術 | – | – | – | – | – | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | – | – | – | – | – |
総合周産期母子医療センターである当院では、ハイリスク分娩を数多く扱うため、出生時に新生児仮死蘇生術を必要とする新生児が多い現状となっています。
血液内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6262 | リンパ節摘出術 長径3センチメートル以上 | – | – | – | – | – | |
K6261 | リンパ節摘出術 長径3センチメートル未満 | – | – | – | – | – | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | – | – | – | – | – | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | – | – | – | – | – | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | – | – | – | – | – |
血液内科として行った手術は、最多がリンパ節摘出術で、切除部位毎に耳鼻科、外科、呼吸器外科、放射線科などに依頼したものです。最近は、生検も外来で担当科に依頼することが殆どになってきましたので件数もずいぶん少なくなりました。
神経内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | – | – | – | – | – | |
K386 | 気管切開術 | – | – | – | – | – | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | – | – | – | – | – | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | – | – | – | – | – | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | – | – | – | – | – |
脳梗塞や神経変性疾患等の症例において、高度嚥下機能障害のある症例には、胃瘻造設を行うことがあります。また、神経疾患の合併症で重度の肺炎を併発した場合や呼吸不全が生じるような場合(ギランバレー症候群の重症例等)は、気管切開を行う場合があります。
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | – | – | – | – | – |
糖尿病科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 等 | – | – | – | – | – | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 | – | – | – | – | – | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | – | – | – | – | – | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | – | – | – | – | – | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | – | – | – | – | – |
糖尿病の血糖値コントロール目的入院中に合併症に対して実施した手術です。糖尿病による様々な合併症に対して他診療科と連携しながら治療を進めています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | 20 | 0.13 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 40 | 0.26 |
異なる | 23 | 0.15 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 38 | 0.25 |
異なる | – | – |
DPCコードにて分類される包括請求対象病名である最も医療資源を投入した傷病名が「播種性血管内凝固」、「敗血症」、「その他の真菌感染症」、「手術・処置等の合併症」について患者数を集計し、全退院患者さんに対する発症率を算出しています。入院の契機となった病名(入院契機病名)と同一か異なるかで集計をしています。異なる場合は、ある傷病名の治療目的で入院したが、入院後ここに示す傷病名の治療が主な対象となった場合を示します。「播種性血管内凝固」、「敗血症」は全身性の重症な病態で、DPCで高額な点数が設定されています。「手術・処置等の合併症」を含め細心の注意を払うと共に事前に起こりえる合併症について説明と同意に努めておりますが、一定割合で発生する病態であり、医療の質の改善とすべきものが対象とされています。
更新履歴
2020/10/01
2019年度病院指標を公表しました。