病理診断科部
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病理、細胞診標本を作製、診断しています。
癌をはじめとする多くの病気では,患者さんの体から組織や細胞を採取し,顕微鏡観察を行って,治療方針が決められます。採取された組織・細胞は,病理に提出され,顕微鏡診断用のガラス標本(病理標本,細胞診標本)となります。
標本は,経験を積んだ専任の臨床検査技師によって作製されています。病理診断は病理診断を専門とする医師が行っています。細胞診断は細胞検査士(臨床検査技師)と病理専門医(細胞診専門医)が共同して行っています。
病理標本や細胞診標本は世界中,同じ方法で作られています。病理標本の元となるパラフィンブロックは長期間,常温での保管が可能であり,再度スライドガラスを作成して診断を再検討することもできます。当院では1991年以降に作製された約30年間分のパラフィンブロックを保管しています。
目標
患者さんの1人1人に対して、最新の動向を反映した的確な細胞診断、病理診断報告を目指します。
病理業務の種類
病理業務には以下のようなものがあります。
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病理診断
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細胞診断
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手術における術中迅速診断(病理・細胞診)
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病理解剖
業務実績
過去5年間の業務実績(2019年~2023年)
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
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病理診断件数 | 8001件 | 7793件 | 8253件 | 7929件 | 8111件 |
細胞診 件数 | 8698件 | 8213件 | 8359件 | 8051件 | 7905件 |
病理解剖件数 | 14件 | 10件 | 7件 | 8件 | 5件 |
難しい症例、稀少症例については京都大学病理診断科や国立がん研究センター、国立成育医療研究センター(小児腫瘍症例)等にすみやかに相談する体制を整えています。
スタッフ紹介
病理診断科部長
白瀬 智之
- 専門
- 外科病理一般
- 認定専門資格
- 日本病理学会病理専門医
日本病理学会病理専門医研修指導医
日本病理学会学術評議員(病理学会)
細胞診専門医
- 卒年
- 1996年
医師
松岡 由
- 専門
- 外科病理一般
- 認定専門資格
- 日本病理学会病理専門医
- 卒年
- 2017年
嘱託医師(非常勤)
奥野 知子
- 専門
- 外科病理一般
- 認定専門資格
- 日本病理学会病理専門医
日本病理学会病理専門医研修指導医
日本病理学会学術評議員(病理学会)
細胞診専門医
- 卒年
- 1994年