新型コロナウイルス感染症の対応について

下記リンクよりご確認お願いいたします。

全科共通の対策はこちらをご覧下さい

特色

緩和ケアとは、生命を脅かす病気に直面している患者さんやご家族に対して、痛みやその他の身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を、同定・評価・対応することで、苦痛を予防・緩和しQOL(生活の質)を改善させるアプローチです。当院では緩和ケアチームが実際の診療やケアを提供しています。
緩和ケアチームは、がん等に伴って生じる痛みや不安などのさまざまな問題について支援する多職種の専門家で構成されるチームで、主治医や病棟看護師などと協力して診療にあたっています。現在の構成員は、医師3名(身体症状担当医師3名、精神症状担当医師1名)、看護師6名(緩和ケア認定看護師3名、がん性疼痛看護認定看護師2名、がん化学療法看護認定看護師1名)、薬剤師1名の合計10名で、必要に応じて医療ソーシャルワーカー1名が加わっています。
具体的な診療内容は、疼痛、疼痛以外の身体症状(末期心不全による呼吸困難なども含む)、精神症状、スピリチュアルな問題、社会的な問題、家族ケアなど多岐にわたっています。難治性疼痛に対しては、麻酔科で神経ブロック、放射線科で緩和的放射線治療を院内で連携し実施しています。難治性疼痛に対しては、麻酔科で神経ブロック、放射線科で緩和的放射線治療を院内で連携し実施しています。退院支援も緩和ケアチームの重要な役割で、緩和ケア病棟のある病院への紹介や在宅療養のための調整などを行っています。終末期の患者さんの場合は、鎮静や意思決定支援などの倫理的な問題についても助言を行います。
外来患者さんにも質の高い緩和ケアを提供することを目的として、緩和ケア外来が開設されています。緩和ケアチームの医師と看護師が診療やケアを担当し、痛みなどの身体症状の緩和だけでなく、精神症状のコントロール、在宅療養の相談、緩和ケア病棟への紹介、ご家族の支援などについても広く対応しています。また、他の医療機関からの紹介も受け付けています。
院内や地域の医療従事者を対象とした研修会の開催や、地域住民に対する緩和ケアの普及活動も重要な役割であり、定期的に緩和ケアに関する研修会や講演会を開催しています。緩和ケア研修会は毎年開催し、院内勉強会や外部講師招聘による緩和医療講演会、あるいは市民公開講座などを企画・運営しています。
以上のように、当院では緩和ケアに対して積極的に取り組んでおり、チーム医療の実践のもと、患者さんやご家族に苦痛やつらさのない診療やケアを目指しています。

スタッフ紹介

第二泌尿器科部長・緩和ケア内科部長

石戸谷 哲

認定専門資格
日本泌尿器科学会泌尿器科指導医・専門医
日本泌尿器科学会泌尿器腹腔鏡技術認定
日本内視鏡外科学会技術認定
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
ロボット術者認定医
日本DMAT隊員
京都大学医学部臨床教授
卒年
1992年
PAGE TOP