患者さんの声
当院では院内各所にご意見箱を設置しております。
これは、患者サービス向上の一環として約20年前から実施しており、頂いたご意見はよりよい病院づくりの為、日々役立てております。
個別に回答させて頂く場合もありますが、無記名で寄せて頂く意見もあり、その一部を紹介させて頂きます。
入院に関するご意見
- 同室(4人部屋)の廊下側の部屋が暗く、本や新聞を読むのに困る。枕灯の明るさを明るくしてほしい。
枕灯の明るさについては、夜間検温等の看護師巡回時に使用することがあるため、同室の方に配慮した明るさの設定になっており、枕灯は読書等をするための必要な照度とはなっていません。現在、病室天井をLED照明へ取替える作業を順次実施しており、病室自体の明るさの改善を図っていますので、ご理解賜りますようお願いします。
- 面会の事前申込みのルールをやめてほしい。予約があっても無くても感染のリスクは同じだと思います。
面会の事前申込みについては、面会ルール(14~17時、1日2名まで、15分以内等)をお伝えするためでもあります。なにかと制限のある入院療養生活のなかで、ご不便をお掛けしますが、院内での感染症拡大を少しでも防ぐため、ご理解賜りますようお願いします。
- 4人部屋に入院した時に、先生が同室の患者さんに病状説明をされている声が聞こえてきました。自分の病状等を他の人に聞かれるのは抵抗があると思います。プライバシーに関して、どのような配慮をされていますか。
2人部屋や4人部屋に入院されている患者さんには、入院時に病状説明等をお部屋で行う方が良いか、別室で行う方が良いかを伺っております(原則、別室で行います)。
また、この度のご意見を踏まえて、説明の方法等について再度スタッフ間で認識の確認を行うと共に、徹底するようにしました。
- 栄養指導予約票は、入院患者と外来患者とでは記述内容が異なるため、それぞれ別に作った方がよいのではないか。
現行の栄養指導予約票は、原則外来患者さん向けだった為、入院患者さんにも使えるレイアウトに変更させていただきました。
- 病室でDVDを観る時にテレビカードがいるのが残念でした。
サービスの一環として、小児科病棟限定でDVDが視聴できるようにしております。テレビを使用される観点から、視聴料金は頂戴しております。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
- 入院の申し込みをした際に、部屋の希望を伝えたにも関わらず、希望とは異なる部屋になりました。
入院申し込みの際にお部屋のご希望をお伺いしておりますが、当院は救急病院であるため緊急入院などもあり、必ずしもご希望通りのお部屋を予約できない場合もございます。また、お部屋の調整が入院日の前日にしか出来ないため、前日にご連絡をさせていただいております。ご希望に沿えないことも多々ございますが、ご理解、ご了承のほど宜しくお願い致します。
- シャワー室が不潔です。せめてタイルだけでも貼り直してほしいです。
清掃が行き届かず申し訳ありませんでした。今後は一層注意していきたいと考えております。なお、施設老朽化もあり、シャワー室の改修工事を実施しました。
- 面会者の声がうるさく静寂性が確保されないことがあります。
入院のご案内にも明記してご協力をお願いしているところです。原則、各階にある待合ロビーか4階にあるラウンジを案内しています。お困りの場合は病棟スタッフにお声掛けください。
- 床頭台の足元の照明センサーが敏感過ぎて、少し寝がえりをうっただけでも明るくなり、なかなか寝付けずしんどかった。
ご迷惑をおかけしました。転倒防止等の観点からセンサーが感知するようになっております。ご希望されない場合は、こちらで設定を変更できますので、お気軽に病棟スタッフに声掛けください。
- BS放送の観方がわかりませんでした。
ご迷惑をおかけしました。BS放送は視聴頂けますが、チャンネル操作が少しわかりづらいところがありましたので、操作案内表記を変更しました。
- 急な入院であったため、衣類やタオル類のレンタルセットを利用することで助かりました。出来ればレンタルの病衣にポケットのあるタイプを採用していただければ、なお良いと思いました。
当院では入院準備や補充軽減を図るため、入院時必需品レンタルシステム:CS(ケア・サポート)セットを採用しております。担当業者に問合せましたが、ポケット内の忘れ物を防ぐためCSセットでは、ポケット付きタイプは用意していないとのことでした。ご理解賜りますようお願いします。
- 入院における同意書などの書類とサインの多さにびっくりしました。印刷物は欲しい人(希望者)だけに渡す等なんとかならないものでしょうか?
入院患者さんへお渡ししている説明書同意書等の書類は、治療内容等の理解をして頂くため、お渡ししています。また、ご同意頂いた証として、双方での署名(サイン)を行い、当院で保管をしています。受け取り後は患者さんのご判断にて必要と思われる書類を保管して頂ければと思いますのでご理解賜りますようお願いします。
- 同じようなメニューが続くようなケースがあるので、食事のメニューを工夫してほしい。
入院中の食事は、必要エネルギー量のカロリー計算等を行いながら提供しています。一般食(並菜・ごはん)を提供している方については、週3回メニューを選択することができます。糖尿病食等食事制限のある方については、塩分制限等の都合上同じような食材や味付けの提供となりますので、ご了承下さい。
- 病状説明、家族との同席確認事項等の説明時に個室でなく、人通りの多い場所で周囲の雑音や会話が気になり、話に集中することが難しい環境であった。話の内容が周囲の人にもれることもどうかと感じた。
入院中の病状説明等を行う場所として、各病棟に面談室を1室設置しており、そこで対応することを原則としています。説明内容や所要時間を考慮して、プライバシーに配慮した対応に努めて参ります。
外来に関するご意見
- オストメイト専用のトイレがなく、不便です。
外来棟1階トイレにストレッチャーの患者さんも利用できる専用設備を設置しました。
- 外来担当一覧表など掲示物が見にくいです。
外来棟1階の4か所にデジタルサイネージを導入し、「外来担当一覧表」、「医師一覧表」、「病院からのお知らせ」を閲覧できるようにしました。
- 外来の男子トイレに手荷物を置くスペースを確保してほしいのですが!
荷物用フックを設けましたのでご利用下さい。
その他
- 身体障害者手帳保持の患者家族さんより、身体障害者用駐車スペース16台のうち11台が曖昧な表示になっている。入場時はきちっと身体障害者手帳を確認し、本来駐車すべき患者が停められるように対策してほしい。
ご意見・ご要望を頂き、再度現場の状況を確認しました。第一駐車場1階に身体の不自由な患者さんを優先して駐車案内をしております。また、満車の場合は柔軟に対応し患者さんの安全に配慮しております。車椅子エリアには看板表示し、利用ルールを明文化しました。
その後、当該患者さんから「非常によく改善された」というご意見を頂きました。
- 複数の診療科を受診し、大変多くのお薬を服用しています。各診療科の先生は、担当医療の観点から最良の治療を処方されていると思いますが、高齢者にとっては負担になるので必要最小限度の種類、量に集約してもらいたいのですが!
普段よりお薬の重複投与や相互作用防止の観点で確認を行っておりますが、お薬の種類や服薬回数を減らすことは、更に適切なお薬の服用につながります。処方した医師、入院中は病棟薬剤師、外来患者さんは調剤薬局薬剤師にご相談下さい。