新型コロナウイルス感染症の対応について

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検査部の紹介

医療の中における臨床検査の意義は診断・予防・治療のモニタリングがあります。
その臨床検査を担う検査部に在籍する職員は臨床検査技師であり、全ての診療科からの検査依頼を受け、検査データを各診療科に提供しています。
臨床検査は検体検査と生理検査に大別され、検体検査は血液や尿・便・喀痰といった、患者さんから採取した材料をもとに血液検査や尿検査などを行なっています。
生理検査は心電図や超音波検査・肺機能検査・脳波検査等の、患者さんの体から直接情報を得る検査を行なっています。
検体検査は、生化学検査・免疫検査・血液検査・一般検査・細菌検査に細分化し、臨床側の依頼目的に応じてそれぞれの検査材料を用いてデータ分析をしています。
検体検査・生理検査ともに検査を行なっているのが臨床検査技師です。
当院の特徴は、がん診療広域中核拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院、難病医療拠点病院、地域医療支援病院等の指定を受けており、高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター等を併設した滋賀県の医療の中核病院であることです。
私たちは、当院の持つこれらの機能を保証するため、年間を通じ、昼夜を問わず診療部へ検査データを送り続けています。
その検査件数は、年間300万件を超えています。

新型コロナウイルス感染症を始めとする様々な感染症に対して、菌やウイルスの検出を行うだけでなく、院内感染の発生防止や拡大防止のために情報を提供しています。また、様々な心疾患と関わりがある睡眠時無呼吸症候群の検査(睡眠ポリグラフ検査)の実施とデータ解析を検査技師により行い、臨床へ届けています。さらに高度な血糖管理のツールとなるCGMデータ解析、各超音波検査の当日検査枠の拡大による外来患者さんの検査の利便性の向上への取り組み、皮膚還流圧測定の実施等、幅広く臨床の要望に応えた運営を行っております。
これら検査は2名の医師と41名の臨床検査技師が担っています。
当院の大きな柱のがん診療の一分野として血液増殖性疾患に対して、移植療法に積極的に取り組んでおります。検査部は輸血部と協力して、移植医療に欠かせない採取細胞の評価、移植細胞の処理等、がんに対する細胞治療の領域においても、中心的な役割を担っています。細胞処理技術を生かし、人工授精(AIH)に用いる精子の濃縮処理も実施しており、幅広い取り組みを行っております。

近年、検査の専門性が問われる時代となり、現在28の認定資格を有した多くの技師が活躍しております。

検査実績

検査項目 検査件数
2021年度 2022年度 2023年度
一般検査 73,197 77,555 82,394
血液検査 283,487 282,399 283,297
生化学検査 2,297,364 2,333,685 2,383,078
血清検査 157,104 168,593 174,201
細菌検査 39,523 39,049 42,358
検体検査合計件数 2,850,675 2,901,281 2,965,328
生理検査 225,502 230,348 237,077
検査合計件数 3,076,177 3,131,629 3,202,405

スタッフ紹介

糖尿病内分泌センター長・糖尿病内分泌内科部長・検査部長

谷口 孝夫

専門
【専門分野】糖尿病,代謝,内分泌
【代表的な疾患名】糖尿病(含:二次性糖尿病,膵性糖尿病),甲状腺疾患(バセドウ病,橋本病など),下垂体・副腎疾患(クッシング病,アジソン病,原発性アルドステロン症,褐色細胞腫,尿崩症など)
認定専門資格
日本糖尿病学会研修指導医・専門医・学術評議員
日本内分泌学会内分泌代謝科指導医・専門医・評議員
内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医・専門研修指導医
日本内科学会認定内科医・指導医
日本人間ドック学会認定医
京都大学医学部臨床教授
卒年
1989年

専従医師

大田 耕造

専門
耳鼻咽喉科一般
認定専門資格
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医・専門研修指導医
卒年
1980年

検査部技師長

澤 照代

認定専門資格
超音波検査士
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