家族の愛と絆をサポート ~未来の子供たちへ~

滋賀県では、安全・安心な出産を迎えるため、周産期医療体制の充実と強化に努めています。
当センターは滋賀県の周産期医療体制の中心となり、産科医と新生児内科医が連携しながら、出産前後の母体と胎児および新生児の一貫した管理を行うための医療を提供とするとともに、地域の周産期医療機関を機能的にバックアップする役割を担っている医療施設です。

  • 他の周産期医療機関からの救急患者等の受入れを24時間体制で行っています。
  • 万一当センターにて受入困難な場合は、患者の症状に適した受入医療機関を手配いたします。
  • 必要に応じて、当センターの新生児専用ドクターカーで医師同乗のもと、入院加療を要する新生児および早産児の搬送を行います。
  • 周産期情報センターとして、滋賀県新生児研究会と連携を図りながら、県内の新生児病床情報管理及び情報提供を行います。

病床について

産婦人科病棟内 41床
母体・胎児集中治療管理室(MFICU) 6床
一般産科病床(後方病床) 12床
一般産婦人科病床 23床
LDR(陣痛-分娩-回復室) ※2024年1月完成
新生児病棟内 30床 新生児集中治療管理室(NICU) 9床
後方病床・回復期室(GCU) 21床
小児科病棟 25床 一般小児科病床 25床

産婦人科

MFICU(6床)と12床の産科後方ベッドを有しています。また、ハイリスク妊婦に対応できる充実した医療スタッフ配置をしており、24時間体制で周産期管理・分娩に携わっています。
年間総分娩数は350-400件です。母体搬送は年間80-90件と県下の1/3を受け入れております。また、患者さんの状況と希望に応じて、骨盤位の外回転や双胎・未熟児の経腟分娩を積極的に取り入れ、帝王切開での分娩を最小限にとどめるよう努力しています。
この10年間で母体死亡は0件であり、同施設内のNICUとの緊密な連携のもと、出生児の予後改善に努めております。
お産に関するご案内

新生児内科

NICU(9床)と21床(GCU)の計30床で構成され、早産児・低出生体重児や病的新生児などを受入れ、新生児専門医と看護師により24時間体制で集中治療を行う施設です。院内出生はもちろんのこと他院で出生した入院加療を要する新生児も受け入れ、必要に応じて24時間体制で新生児専用救急車(ドクターカー)での搬送を行っています。当院が満床の場合には、地域周産期母子医療センターを中心に赤ちゃんにとって十分な治療可能が施設への搬送(三角搬送)も必要に応じて行っています。少子化の時代であり、少しでも多くの赤ちゃんがより安全に出生し、すくすくと育っていくために努力を惜しみません。後遺症なく生存と健全な親子関係の確立をテーマにわれわれは日夜努力しています。

NAGARA通信

大津赤十字病院総合周産期母子医療センター特集号

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