産婦人科

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基本情報

特色

産科では、滋賀県の総合周産期医療センターとして、大津市地域をはじめとして県内の多くの先生方から、母体搬送やハイリスク妊娠の外来紹介を受け入れています。新生児科の医師と常に連携をとりながら、母児にとって最も安全な分娩を提供できるように努めています。また合併症を持っておられる妊婦さんにも、安心してお産をしていただけるよう助産師と一緒に日々精進しています。

婦人科では、地域の先生方から貴重なケースをご紹介していただくことも多く、患者さまが十分納得された上で最適の手術・治療を受けていただけることを常に心がけています。どの患者さまにも、医局員が全員で向き合える医療を目指してがんばります。

1.婦人科診療

良性疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮脱など)

できるだけ内科的な治療(GnRHアゴニスト、低用量ピルなどのホルモン治療)で対応し、手術をしなくてすむように努めております。どうしても手術が必要な場合や手術を希望される場合でも、できる限り侵襲の少ない膣式あるいは腹腔鏡手術を提示させて頂いております。

悪性腫瘍(子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなど)

毎年、子宮頸がん10-20例、子宮体がん10-20例、卵巣がん10-20例の新規患者を治療しております。術前化学療法、化学放射線同時併用療法、腹腔鏡下子宮体がん手術などの新しい医療も導入して、患者さまの生活の質(QOL)をできるだけ維持しながら、治療成績を向上させることを目指しています。腹腔鏡下子宮体がん手術については2015年6月1日に施設認定を受け、現在は保険診療で行っております。

女性ヘルスケア(更年期医療)

最新のガイドラインに基づき適正なホルモン剤、漢方薬の使用を心がけております。骨盤臓器脱に対しては、病状及びご要望に応じて保存療法あるいは手術療法を選択しております。

不妊治療

濃縮精子を用いた人工授精までの不妊治療を行っております。体外受精が必要と判断される場合には、ご希望に応じて近隣の不妊クリニックを紹介しております。

2.周産期医療

当院は総合周産期母子医療センターに指定されており、あらゆるハイリスク妊娠に対応できる体制を常備しております。年間総分娩数は約400-500件ですが、母体搬送の受け入れは約80件と県下でもトップクラスで、滋賀県全体の約1/4を引き受けております。連日のようにハイリスク妊娠への対応を迫られる環境の中でも、「不必要な帝王切開を減らすこと」と「不必要な早産を減らすこと」の2つを達成するための努力は継続しております。帝王切開を減らすために、骨盤位の外回転術や双胎、骨盤位、低出生体重児、低置胎盤の経膣分娩トライアルを積極的に取り入れております。さらに患者さまのギブアップによる帝王切開を0にするために、分娩誘発の際には陣痛をつける前に何日もかけてゆっくりと子宮口を熟化させることで分娩時間をできるだけ短縮させるようにしております。また早産を減らすために、たとえハイリスク妊婦であっても母児の状況の許す限りは妊婦継続をはかることを原則としています。この10年間で母体死亡は0であり、同じ施設内の未熟児センターとの緊密な連携のもと、出生時の予後も全国レベルに達しております。