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大石医師の論文が国際医学誌に掲載されました

当院小児科の大石章裕医師が、英国のUniversity College LondonUCL)などの研究者と共同で行った研究論文が、疫学・公衆衛生分野の国際医学誌 Journal of Epidemiology & Community Health に掲載されました。

研究の概要

英国の大規模な出生コホート研究「Millennium Cohort Study」を用い、約12,000人の子どものデータを解析しました。その結果、母親と父親の両方に心理的な不調がみられた家庭では、両親ともに心理的な不調が少ない家庭と比べ、子どもがMMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹)ワクチンを未接種である割合が高いことが分かりました。今回の研究は、親の心理的な不調がワクチン未接種の原因であることを示すものではありません。また、英国で得られた結果をそのまま日本の家庭に当てはめることはできません。一方で、子どもの予防接種を考える際には、ワクチンに対する考え方だけでなく、家庭が抱える心理的・生活上の困難にも目を向けることが重要である可能性を示す研究成果です。

小児科医としての思い

日々の臨床の中でも、さまざまな困難を抱えるご家族に出会うことがあります。そうしたご家族の力になりたいという思いがあります。研究は、臨床とは異なるアプローチから、子どもやご家族を取り巻く環境の改善に貢献できる可能性があります。臨床と研究の両立は時に大変なこともありますが、今後も小児科医として臨床と研究の両面から、子どもたちとご家族の健康に貢献していきたいと考えています。

論文情報

Oishi A, McMunn A, Kelly Y, Fujiwara T. Family-level psychological distress and risk of childhood MMR non-immunisation: a UK Millennium Cohort Study analysis. Journal of Epidemiology & Community Health. 2026. doi:10.1136/jech-2026-226443.

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