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研修最新情報

基礎看護技術研修

2021年4月

入職後4月に職場を離れ研修室で部署の係長と教育担当者指導のもと少人数で研修を実施しています。「薬剤の調整」「輸液管理」「静脈血採血」の看護技術が安全・安楽に実施できることを目指して研修を実施しています。
2021年度入職の新人看護職員5名に研修実施後にインタビューを行いました。インタビューの内容から本研修が新人看護職員の不安軽減に繋がったり、日々の看護業務への自信や動機づけとなったりしていることが分かりました。研修の様子とともにご紹介します。

e-ラーニングによるイメージ化が図れる!

Q. 事前学習でナーシングスキル®は役立ちましたか?

A. 事前に手順に沿ってナーシングスキル®の動画で学習してイメージ化がはかれました。

ナーシングスキル®とは

当院が導入しているオンライン学習システムです。 スマホやPCでいつでもどこでも標準的な看護手順とその根拠や留意点、さらに、実際にケアを行っている映像も確認することが出来ます。 また、150項目以上の動画講義も視聴することが出来ます。 新人看護師にとっては、関心のある領域の学習を自分のペースで進め、学びを深めることが出来るだけでなく、タイムリーに疑問を解決し、自信を持って看護実践を行うことに繋がっています。

集中した環境と丁寧な助言、リフレクションで自信アップ!

Q. 技術研修当日はどのような雰囲気で研修ができたか教えてください。

A. 学生時代の経験から試験のような雰囲気なのかと思ったけれど、実際は先輩からその都度アドバイスを受けながら進められました。

A. 部署の中ではなくて研修室で実施したことで、集中して研修することが出来ました。

A. 研修ではまず学習しての疑問も含めて知識の確認と先輩のデモンストレーションを見る機会もあり、よりイメージしやすかったです。実践した後は振り返り(リフレクション)もあり、自分の出来たことと課題がはっきりして自信にもつながりました。

A. 新人4人で注意事項も確認して話し合いながら研修できました。4月入職後の研修で、声を掛け合おうと言ってたので、新人同士の関係づくりにもなりました。

A. 初めて人体に針を刺す研修で緊張と不安が大きかったです。実際は和やかに進行し、安心して程よい緊張感の中で研修できました。

患者体験で倫理観の醸成!

Q. 針を取り扱う看護技術はどのような気持ちで臨まれましたか?

A. 余りの緊張で手が震え、これでよいのかと不安でいっぱいになりました。患者体験も通して実施者の不安が患者様に伝わることが分かりました。実施時の態度や患者への言葉がけに気を付けようと思いました。

A. 患者さんへの侵襲を考えると緊張したが、患者体験で相手の緊張が伝わってくることに気づけ、患者への言葉がけを忘れてはいけないと思った。

A. 実施時は手が震えたり「ごめん」と言ったりすることになったが、患者体験をすることで看護師の不安の表出は患者に大きな影響を与えるということが分かりました。

研修後の部署での活用や継続支援!

Q. 技術研修での経験や学びはその後の病棟での実践でどのように活かせましたか。また、技術実践の際の困り事は部署でどのような支援が受けられているか教えてください。

A. 部署での実施の前も事前に確認本で自己の課題を確認して実践に臨んでいます。患者の状況によって採血ができる時と出来ない時がありますが、実施後は先輩とリフレクションを実施することで看護技術実施への自信に繋がっているように思います。一人で実施できることが少しずつ増えてきている気がします。

A. 実施はまだまだ課題がいっぱいありますが患者への言葉がけや表情は意識して患者に不安を与えないように心掛けています。

A. 研修を通して本来の技術の流れは理解できたが失敗してしまった時の対処方法が分からず心配になったので部署で質問して教えてもらいました。他にも患者への声かけの仕方を事前に考えてから行ったり、緊張するので落ち着く方法をみんなで考えたりしました。私の中では深呼吸が一番落ち着きました。

A. 病棟では基礎看護技術確認本に戻りながら留意点を確認し実施することで経験が重なり自信を持ってできるようになってきた。また、先輩看護師からも学べる機会となっています。

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