大津赤十字病院の看護部理念は、地域の高度急性期医療を担う病院として、「赤十字精神に基づき、ひとり一人の尊厳を守り、質の高い看護を提供します」としています。これは、赤十字の基本原則「人道」に基づき、いのち、健康、尊厳を守ることでもあります。
当院は、高度救命救急センター・総合周産期母子医療センターの機能を有し、24時間体制で高度な医療を提供しています。また、基幹災害拠点病院であり、災害時に的確に行動できるよう、看護師の教育・訓練を行っています。高度急性期看護や災害看護の実践の中でいのち、健康、尊厳を守ることを大切にしています。
教育は、このような看護を提供できるよう、赤十字施設のキャリア開発ラダーに基づき体系的に実施しています。研修は、eラーニングの活用や新型コロナウイルス感染症対策をとりながらの集合教育の工夫などで平常時と変わりなく実施できています。日々の看護は、固定チームナーシング・デイパートナー方式をとり、パートナーで補完しながら実践しています。また、目標管理にて、スタッフ個々が看護に自信と誇りを持ち、自律した行動がとれる看護師となるためのキャリア支援を行っています。
新型コロナウイルス感染症の流行から4年目を迎え、Withコロナの医療体制へと変化してきています。地域住民の安全で安心できる生活を支援するとともに、確実な急性期医療が提供できるよう、私たち看護師は感染対策を怠りません。
看護部では、看護職の働きやすい職場つくりに取り組んでおり、看護職が自分らしく安心して働ける、やりがいのある職場を実現したいと思っています。
私たちは、急性期看護を担える、自律した看護実践が行える、倫理観の高い看護師を求めています。みなさまと一緒に看護ができる日を楽しみにしています。
2023年4月