整形外科

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基本情報

新型コロナウイルス感染症の対応について

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全科共通の対策はこちらをご覧下さい

診療方針

大津赤十字病院は地域の基幹病院で、高度救命救急センターを併設する急性期病院です。整形外科は病院の性格上、やはり骨折などの外傷外科が治療の中心となります。外傷は救急で断ることなく受け入れ、手術を中心とした早期の治療を行っています。慢性疾患の患者さんも整形外科外来で多くの患者様をご紹介いただいており、的確な診断と適切な治療、手術適応を十分に検討して最適な手術、早期の回復を目指しています。

診療実績

2021年度の手術件数は941件で、骨折手術(骨接合術)が440件と最も多く、次いで関節外科が255件、脊椎・脊髄外科手術が110件となっています。2021年度の新規紹介患者数は1290人でした(救急搬送は除く)。

患者さまへ

整形外科は運動器の疾患、頭胸腹部を除き、首腰や手足の病気を扱います。当科では適応を判断し手術治療を行っています。
急性期医療に対応するため、整形外科の新規患者様は予約制とさせていただいております。地域の連携病院、開業の先生からの紹介状をご持参のうえで受診をお願い致します。

関節外科(股・膝・肩)

加齢による股関節や膝関節の変形性関節症は高齢化社会に伴い非常に増加しています。変形性股関節症は負担を減らす、減量などの保存療法が基本になりますが、症状が進行した方には人工股関節置換術を行っています。2021年度は44人の方が手術を受けられました。この手術の合併症に臀部の筋力の低下や人工関節脱臼がありますが、昨年度から、よりこれらの合併症が少なく、手術後の回復が早い前外側法による人工股関節置換術を開始し、良い成績を上げています。
変形性膝関節症もヒアルロン酸注射などの保存療法が原則ですが、進行した方には骨切り術や人工膝関節置換術を行っています。2021年度は40人の患者様が人工膝関節置換術を受けられました。

脊椎脊髄外科

背骨(頚椎、胸椎、腰椎)とその中を通る神経(脊髄、馬尾神経、神経根)の疾患が対象です。首や腰の痛みは多くの人が抱えるものですが、進行すると頚椎症性脊髄症や椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症となり、手足のしびれや麻痺、痛みのために日常生活に大きな支障が出てきます。薬物治療やブロック注射などの保存療法が原則になりますが、麻痺や痛みが悪化する場合は手術が必要です。当科では専門医が症状の原因、手術方法を適切に判断して除圧術や固定術を行っています。椎間板ヘルニアに対する椎間板内酵素注入療法、内視鏡を用いた髄核摘出術、高齢者の骨粗鬆症性椎体骨折に対する経皮的椎体形成術は体への負担がより少なく効果が期待できます。高度救命救急センターがあり、脊椎損傷、脊髄損傷に対する手術も迅速に行っています。

スポーツ外科

関節鏡を用いた膝半月板縫合術、切除術、前十字靭帯断裂に対する靭帯再建術、滑膜切除術などを行っています。2021年度は31人の患者さんが半月板手術、10人の方が前十字靭帯再建術を受けられました。

外傷外科(骨折・脱臼)

高齢者の上肢、下肢の骨折(橈骨遠位端骨折や大腿骨頚部骨折など)、若年者のスポーツによる骨折、脱臼、交通事故などの高エネルギー外傷による骨折など、当科の手術の約40%を骨折手術が占めています。経験豊富な医師が迅速に最善の手術を行い、早期の回復を目指しています。

骨粗鬆症

高齢者の骨折を未然に防ぐために骨粗鬆症治療は非常に重要で、近年より強力な効果が期待できる新規薬剤が使えるようになっています。当科では簡便で正確なデキサ(DEXA)法を用いた骨密度測定検査を行い、血液検査で骨粗鬆症の指標となる骨形成、骨吸収マーカーを測定し、内服、注射の治療を選択しています。

骨・軟部腫瘍

手足、体幹にできる骨腫瘍、軟部腫瘍は良性、悪性含め非常に種類が多く、診断が重要です。当科では専門医師が的確な診断、治療方針の決定を行い、必要な場合は手術を行っています。

連携病院・開業医の先生方へ

救急医療、急性期医療を迅速に行うために当科は新規患者様を予約制とさせていただいております。骨折、脊髄麻痺など緊急を要する場合はこの限りではありませんのでご連絡くだされば対応致します。限られた病床で外傷治療、関節外科治療、脊椎外科を行うためには回復期リハビリテーションや骨折予防の骨粗鬆症治療などを近隣の病院、開業医の先生方にお願いすることが多くなっております。今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。