dept_all基本情報 新型コロナウイルス感染症の対応について 下記リンクよりご確認お願いいたします。 全科共通の対策はこちらをご覧下さい 特色 脳神経外科は、神経系の疾病を主として外科的に治療する診療科です。対象疾患には脳血管障害(脳卒中)、脳腫瘍、頭部外傷、機能的疾患、脊髄・脊椎疾患、水頭症、先天奇形などがあります。当科ではこれらのすべてに対応し、県下でもトップクラスの症例数を扱っています。特に救命救急センターが併設されているため、クモ膜下出血や脳内出血などの急性期脳血管障害および頭部外傷の占める割合が多く、けいれんなどで発症する脳腫瘍がみつかることも少なくありません。また総合周産期母子医療センターも併設されており、新生児・小児の水頭症、先天性奇形、脳腫瘍なども一般の脳神経外科としては多いのが特徴です。24時間365日迅速な脳卒中治療を行えるよう、令和元年10月1日より脳神経外科、脳神経内科合同で「脳卒中当直」を開始しました。2019年に速やかにrt-PA静注療法等を開始できる一次脳卒中センター(PSC)に認定され、2021年に機械的血栓回収療法を常時実施可能なPSCコア施設の活動委嘱を受けました。滋賀県の中核病院として、実臨床だけではなく専攻医の教育にも力を注いでいます。 認定施設 日本脳神経外科学会専門医訓練施設 A項病院 京都大学脳神経外科連携施設 滋賀医科大学脳神経外科関連施設 日本脳卒中学会認定研修教育施設 一次脳卒中センター(PSC)、PSCコア施設 症例・治療・成績 主たる疾患の治療方針 脳卒中 クモ膜下出血 主たる原因の脳動脈瘤に対して、開頭、顕微鏡下手術による頸部クリッピング術と血管内治療によるコイル塞栓術を状況に応じて選択しています。当院では血管内治療専門医が3名常勤しており、最近血管内治療が増えています。出血後しばらくたってから生じる脳血管攣縮に対しても、血管形成術や血管拡張剤の動脈内注入などの血管内手技を用いた治療を積極的に行っています。 脳内出血 従来、重症例では救命目的に開頭血腫除去を、中等症例では数日おいて定位的血腫除去を行ってきましたが、最近は急性期、局所麻酔下に内視鏡を用いた血腫除去を主として行っています。体に対する負担が少ないため早期からリハビリテーションを開始できます。 脳梗塞 脳神経内科との協力体制で、急性期にrt-PA静注療法や血管内治療による血栓回収療法を行います。再発予防のための頸動脈内膜剥離術や頸動脈ステント留置術なども積極的に行っています。 脳腫瘍 良性脳腫瘍 手術で完全に治癒する場合も多く、頭蓋底外科の技術も駆使しながら治療を行います。髄膜腫では術中の出血量を減らし手術時間も短縮する目的で、あらかじめ腫瘍に入る血管を血管内治療で閉塞させることも行っています。下垂体腺腫に対し経鼻内視鏡下手術を行い、安全で確実な摘出を心がけています。 悪性腫瘍 浸潤性で完全な摘出が難しい場合には、神経症状を悪化させない範囲で腫瘍を切除し、放射線・化学療法を関係各科とも協力して行います。転移性脳腫瘍に対しては、病状に応じて外科的手術、定位放射線治療、全脳照射等を選択しています。 三叉神経痛、顔面痙攣(機能的疾患) 頭蓋内で微小な血管が神経を圧迫することによって生じるこれらの疾患は、命には別状がないものの患者さんにとっては生活の質の低下をもたらす煩わしい疾患です。特に三叉神経痛の場合、薬の効果が乏しければ積極的に手術を行っています。 脊髄・脊椎疾患 脊髄外科専門医が常勤でおり、脊髄の血管障害や腫瘍はもちろんのこと、椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊椎管狭窄症などに対する外科的治療にも力を入れています。 治療実績 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 入院患者数 435 394 404 406 437 433 手術総数 225 204 201 217 284 193 脳腫瘍摘出術 22 24 14 12 11 15 脳動脈瘤頸部クリッピング 20 16 14 7 14 11 脳動静脈奇形摘出術 2 0 0 0 0 1 脳内血腫除去術 10 4 10 13 8 4 慢性硬膜下血腫 76 62 64 61 100 68 水頭症 21 25 28 27 38 16 血管内治療総数 40 45 38 58 65 60 脳動脈瘤コイリング 21 22 18 20 18 21 頸動脈ステント留置術 6 3 8 7 11 13 急性期血栓回収 6 10 7 16 26 15 外来担当医表外来担当医表 ※原則、予約診察となっております。(但し、予約外の患者さまの診察も行っております) ※赤字は完全予約制です。 2023/04/01 (土) 月火水木金 午前高山柄哲織田 雅齊木雅章(初診のみ)五百蔵義彦齊木雅章住吉壯介 当番医川崎敏生 住吉壯介 齊木雅章小林環 織田雅 竹市康裕(第2・4) 濱本諒(第1・3・5) 午後高山柄哲五百蔵義彦緩和ケア外来(予約のみ・3診)川崎敏生小林環 休診のお知らせ 急な都合による休診情報は掲載できない場合がありますので、ご了承ください。 スタッフ紹介 スタッフ 第一脳神経外科部長 齊木 雅章 卒年 平成3年 認定専門資格 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医・指導医・代議員 日本脳卒中学会脳卒中専門医・指導医 日本脳卒中の外科学会技術指導医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本脊髄外科学会専門医 脊椎脊髄外科専門医 日本神経内視鏡学会技術認定医 京都大学医学部臨床教授 専門分野 脳血管障害,脳血管内治療,脳腫瘍,機能的手術,脊髄・脊椎手術,神経内視鏡手術 第二脳神経外科部長 高山 柄哲 卒年 平成8年 認定専門資格 日本脊髄外科学会指導医・認定医 日本脳神経外科学会専門医 高度救命救急センター副センター長・医療技術部長・救急部副部長 竹市 康裕 卒年 昭和62年 認定専門資格 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医 日本脳卒中学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本救急医学会救急科専門医 日本DMAT隊員 統括DMAT 滋賀県災害医療コーディネーター 専門分野 脳血管障害,脳血管内手術 第一リハビリテーション科部長 山添 直博 卒年 昭和59年 認定専門資格 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医・指導医 日本脳卒中学会専門医 日本脳卒中の外科学会技術指導医 専門分野 脳腫瘍,脳血管障害 第一脳神経外科部副部長 織田 雅 卒年 平成9年 認定専門資格 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医・指導医 日本脳卒中学会脳卒中専門医・指導医 日本脳卒中の外科学会技術指導医 日本神経内視鏡学会技術認定医 日本脊髄外科学会認定医 脊椎脊髄外科専門医 脳血栓回収療法実施医 専門分野 悪性脳腫瘍,脳血管障害,神経内視鏡手術 医長 五百蔵 義彦 卒年 平成17年 認定専門資格 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本脊椎脊髄外科専門医 日本脊髄外科学会認定医 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医 日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医 日本骨粗鬆症学会認定医 日本脊髄外科学会脊髄内視鏡下手術技術認定医 専門分野 脊髄・脊椎手術,FESS(全内視鏡下脊椎手術),脳血管内治療 医長 林 晃佑 卒年 平成19年 認定専門資格 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医・指導医 日本脳卒中学会脳卒中専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本神経内視鏡学会技術認定医 医長 小林 環 卒年 平成19年 認定専門資格 脳神経外科専門医 日本脊髄外科学会認定医 医師 住吉 壯介 卒年 平成21年 認定専門資格 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医 医師 川﨑 敏生 卒年 平成22年 認定専門資格 日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医 脳血栓回収療法実施医 日本脳神経外科学会専門医 日本脳卒中学会専門医 日本脊髄外科学会認定医 医師 笠島 一洋 卒年 平成30年 認定専門資格 医師 濱本 諒 卒年 平成31年 認定専門資格